Amazon出品者

・アパレル、服商品を扱う時の注意点って?
・服に針が混入していて、Amazonから出品停止通知が来た
・製品安全に関する質問事項の提出連絡が来た
・うちの商品に針が?そんなバカな!
・針混入時対応の経験談が聞きたい

こういった悩みにお答えします。

本記事の内容

 

・針混入すると、Amazonからどんな連絡が来るか

・Amazonへの必要提出書類

・焦らず、冷静に原因と対策

・出品再開までの期間

・未然防止策

・まとめ

 

先日、大人男性用シャツを取り扱っていた際、針が混入してお客様から針で傷が付いたと連絡がありました。

連絡後、出品停止を受け、原因・対策を行ったことにより出品再開できたので、実際の経験をもとに、対応方法をお伝えします。

針混入すると、Amazonからどんな連絡が来るか

Amazonから「【要返信**/**〆切】製品安全に関する質問事項ご提出のお願い」といったメールが入ります。

内容は「服に針が混入してお客様が怪我をしたので、原因と対策をしなさい。期限はおよそ3週間。」

実際のメールを抜粋するとこのような内容です。

 

 

現在までに500個以上販売している商品なので、「ウソでしょ!?」というのが希望的本心でした。

そんな希望は置いといて、検品時に針混入の有無確認をしていなかったし、今後お客様にご迷惑をかけるなんて言語道断。
全力で原因追及・対策をし、Amazonへの報告をしようと考えました。

期限が3週間後に迫っている中、年末年始を跨いでいるので、中国輸入代行業者との連絡が取れないため、正直かなり焦りました。

年明け早々対応したので問題なく調査できたのですが、日程は調整の余地があるので、
春節(中国の長期連休)と被った場合は、Amazonに理由を説明して、期限を延ばしてもらう交渉をした方がいいかなと思います。

出品再開までの期間

出品停止から出品再開までの期間はおよそ3週間程でした。

 

1週目:年末年始連休のため行動できず

2週目:原因追及・対策検討。結果をAmazon提出

3週目:Amazonから出品再開の連絡

 

オオマエの場合、現物調査報告書が不要だったため上記のような日程になりました。
(お客様から現物の返品が無かったため)

現物調査が必要な場合は、もう少し時間がかかるかもしれません。

Amazonへの提出書類

 A) 製品安全に関する質問事項
 B) 調査報告書

Aは現状どういった工程で製造・検査しているかを調査し報告する書類

Bはお客様にご迷惑をかけた商品を回収した後、現物を調査した結果報告の書類です。

現物調査(B)は不要、という選択肢もありますが、針混入に関しては現物調査は必須だと思います。
どんな針(ミシン?他?)が入ったのかわからなければ、原因追及と対策ができないからです。

現物は、お客様からAmazonへ返送頂き、その後出品者に送られます。
返送が遅ければ、その分調査報告の期日の調整は可能です。

焦らず、冷静に原因追及

A) 製品安全に関する質問事項の書類内容を確認し、必要な調査を整理します。

ここで各項目意識するのは、「5W1H、写真」。製造元から中途半端な回答が来ても、めげずに調査を続けることです。

製造元からしたら、「そんなの知っちゃことない」という気持ちなので、雑な回答が来たりします。
雑な回答を受けて、中途半端な情報をAmazonに報告してしまえば、「本当に大丈夫か?」という疑問を持たれます。
一度疑われ始めたら徹底的に質問攻めに合う恐れがあるからです。

実際にオオマエが提出した書類を例に挙げながら内容を説明します。

必要な調査

・発生原因の推定

・最近の製造工程変更の有無

・品質規格導入の有無

・工場の出荷前検査手順書

・自分(輸入代行業者)の出荷前検査手順書

・取扱説明書(服であればタグ)

・商品原材料、梱包仕様

・対策と導入にかかる時間

 

発生原因の推定、最近の製造工程変更の有無

輸入代行業者経由で製造元に確認しましょう。

以下のような感じで、どこで、だれが、いつ、何を、なぜ、どうやって、を意識すること。
現物がどんなものか写真を送ってもらうのも大事です。

 


輸入代行業者

【実際の回答】
工場に確認したところ、元々商品を梱包する際、
以前のロットでは全て虫ピン+プラスチッククリップで
固定し、袋入れを行っておりました。(画像添付いたします)
その為、針はもともと付いている為、
検針作業等も行っておりません。

また現在のロットでは、虫ピンを廃止し、
全てプラスチックのクリップのみでの
梱包に改善されております。

10月頃だけでなく、現段階でも変更後のロットの商品の中に
虫ピンを使用した商品も存在するとの事でございます。

 


オオマエ

【それに対する追加質問】
・虫ピンからプラスチックピンに製造を切り替えたのは何年何月何日からか
・なぜ切り替えたのか(私と同じようなことが起きた?起きた場合何年何月何日に起きたか)
・虫ピン製品が全数払い出し、すべてプラスチックピンに切り替わるのは何年何月何日からか
 切替タイミングがわからない場合、わかるようにする方法はないか
・頂いた写真の中で虫ピンが見つけられませんでした。拡大写真を頂けませんか。
 また、どこに着いているか全体がわかる写真に対して、赤丸などを振って頂けませんか。
・針単体の写真を頂くことはできませんか。長さ、太さを明記頂きたいです。

品質規格導入の有無

アパレル服の場合、GB/T 2660-2008、GB18401ー2010等の規格に基づいた品質検査をしています。
針混入とは関係ない検査ですが、オオマエは念のため製造元から入手し、Amazonに提出しましたので参考に。

日本語訳は全て輸入代行業者に依頼して併記してもらいました。

 

工場の出荷前検査手順書

こちらも製造元に確認しましょう。
オオマエの場合、製造元工場は検品していなかったので、素直に未実施であることをAmazonに報告しました。

自分(輸入代行業者)の出荷前検査手順書

こちらは、ご自身が輸入代行業者に指示している内容を報告すればOKです。

取扱説明書(服であればタグ)

服に取扱説明書なんて存在しないので、これはタグでOKです。

商品原材料、梱包仕様

商品原材料はタグおよび品質検査報告書で提示済。

梱包仕様は、服をどうやって梱包しているかと、
段ボールにどうやって詰めているかを写真を撮って、まとめて提出。

段ボールは針とは関係無いですが、「梱包時・輸送時には針が混入する要素はないですよ」という間接的な説明になると考えています。

対策と導入にかかる時間

検針機の導入が一番の解決策ですね。
オオマエの場合、「商品固定用に針を使用していたがプラスチックに変更」というのが工場側での発生防止対策。
しかしどの出荷分から切り替わるかわからない状態だったので、「代行業者にてすべて検針機で検査」することで流出防止対策をしました。
導入は次の出荷からなので、「資料提出日:1月14日から対策開始」としました。

こういうのは対策開始日は何月何日から、と明記した方が相手目線印象が良いです。

 

以上の資料を提出したことで、Amazonから「本件につきまして、安全の確認が取れましたので、該当ASINの販売を再開させて頂きます。」
との回答を入手し、販売再開することができました。

未然防止策

検針機導入一択ですね。

今回は、そもそも服の留め具に針を使っている、というのが原因でした。
しかし、プラスチック留め具を使ってても、ミシンの針が混入することはゼロではありません。

安全第一・お客様第一で考えて、針混入の危険性が低くてもやるべき、と今回痛感しました。

あと、万が一のためにPL保険への加入はしておいた方が良いと思います。
1年で1万円くらいです。保険会社は何でもいいと思いますので、入ってない人は調べてみましょう。

まとめ

 

調査は5W1H、現物写真入手を意識して行う

中途半端な状態でAmazonに資料を提出しない

服アパレルを扱うなら検針機を使おう

誠実に対応すれば再販開始できるので、めげずに頑張りましょう!

 

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